
Appleは先月のWWDC 2020で新しいCar Key機能を正式に発表し、BMWのドライバーが最初に利用できるようになると予告していました。そして今、iPhoneとApple Watch向けのBMW Connectedアプリがアップデートされ、Car Keyに対応しました。
BMWは本日のConnectedアプリアップデートのリリースノートで、ユーザーがアプリ内でCar Keyを作成し、iPhoneのWalletアプリまたはApple Watchからアクセスできるようになると説明しています。BMWは本日のアップデートのリリースノートで以下のように説明しています。
Appleのワールドワイド開発者会議(WWDC)において、BMWとAppleは、BMWが顧客がiPhoneを完全デジタルの自動車キーとして利用できるようにする初の自動車メーカーになると発表しました。両社の強固な関係により、BMWの本物の自動車キーがApple WalletにiPhone上で安全に保管されることになりました。
iPhone用BMWデジタルキーを使用すると、iPhoneをドアハンドルにかざすだけで車の施錠・解錠ができ、スマートフォントレイに置くだけでエンジンをかけることができます。また、最大5人の友人とアクセスを共有することもできます。デジタルキーはApple Watchからも利用できます。デジタルキーの設定はBMW Connectedアプリから行うことができ、設定後はApple Walletに保存されます。
BMWは、Car Key機能は2020年7月1日以降に製造された1、2、3、4、5、6、8、X5、X6、X7、X5M、X6M、Z4を含む「幅広いモデル」で利用可能であると説明しています。つまり、これは「幅広い」車種ですが、対象となるのは最新モデルのみです。BMWは、BMW Connectedアプリの車両タブで、ご自身の車が対応しているかどうかを確認できると述べています。
以前説明したように、Car Key 機能にアクセスするには iPhone XR、iPhone XS 以降が必要ですが、Apple Watch のサポートは最新の Apple Watch Series 5 に限定されています。
最後に、ここで覚えておくべき重要な点は、Car Keyを使用するにはiPhoneでiOS 13.6を実行している必要があるということです。iOS 13.6はまだ一般公開されていません。iOS 13.6は現在開発者向けおよびパブリックベータテスト中ですが、本日のBMW Connectedアップデートを見ると、リリースが間近に迫っていることは明らかです。
iOS 13.6が一般公開されると、BMWのドライバーはiPhoneまたはApple Watchを使って車のロックとロック解除を操作できるようになるほか、iPhoneを車のスマートフォントレイにセットすればエンジンをかけることも可能になります。また、iMessage経由で他のユーザーとアクセスを共有したり、速度制限などの特定の制限を設定したりすることも可能です。
BMW Connectedアプリケーションは、iPhoneおよびApple Watch用のApp Storeから無料でダウンロードできます。iOS 13.6が正式にリリースされましたら、お知らせいたします。
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