Zoomは火曜日、会話の文字起こしと翻訳を行う人工知能ソフトウェアを開発するKites（Karlsruhe Information Technology Solutions）の買収を発表しました。買収後、Zoomは自社プラットフォームにリアルタイム翻訳機能を導入する予定です。
Kitesは2015年に12人の科学者によって設立されました。彼らは現在、Zoomのエンジニアリングチームに加わり、ユーザーに多言語翻訳機能を提供します。ビデオ会議プラットフォームZoomに買収された同社は、異なる言語を話す人々が障壁なく会話できるようにする技術を開発していました。
Zoomのプロダクト＆エンジニアリング担当プレジデント、ベルチャミー・サンカルリンガム氏は次のように述べています。「私たちは、ユーザーに満足を提供し、会議の生産性を向上させるための新たな方法を常に模索しています。MTソリューションは、世界中のZoomのお客様に向けたプラットフォーム強化の鍵となるでしょう。言語、地理的な場所、その他の障壁に関わらず、スムーズなコラボレーションを実現するという共通のミッションのもと、Kitesの優秀なチームがZoomに完璧にフィットすると確信しています。」
The Vergeが指摘しているように、Zoom はすでに会話をリアルタイムで文字起こしするオプションを提供していますが、これは英語のみに対応しています。Kites の買収により、近いうちにさらに多くの言語で文字起こしが利用できるようになるほか、リアルタイム翻訳も可能になると期待されます。
もちろん、これらの機能が Zoom のプラットフォームに正式に実装されるまでには、まだしばらく時間がかかるでしょう。
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